酸素欠乏の発生原因

最終更新日: 2026-09-03

酸素欠乏の発生原因

(1) 相当期間密閉された鋼製タンク等では、内壁の酸化によって内部空気中の酸素が消費され、酸素欠乏となることがある。

(2) 雨水、河川水又は湧水が滞留した場所では、水中の有機物等の腐敗により酸素が消費され、酸素欠乏空気が生じることがある。

(3) 石炭、鋼材、くず鉄、原木、チップ、乾性油等の空気中の酸素を吸収する物質を収容した施設では、酸素濃度が低下することがある。

(4) 発酵する物を入れたタンク、むろ、醸造槽等では、発酵等に伴う酸素消費によって酸素欠乏となることがある。

(5) ドライアイスを使用する冷蔵庫、冷凍庫、船倉等では、二酸化炭素による空気の置換によって酸素濃度が低下することがある。

(6) 窒素、アルゴン、炭酸ガス等の不活性気体を入れたタンク等では、空気が置換されて酸素欠乏となることがある。

(7) ずい道その他の坑を掘削するとき、地層からメタン又は炭酸ガスが突出して作業場所の酸素濃度が低下するおそれがある。

(8) 通風が不十分な地下室、機関室、船倉等では、炭酸ガスを使用する消火設備の誤作動等による炭酸ガスの噴出で酸素欠乏症が生じるおそれがある。

(9) タンク等の通風が不十分な場所でイナートガスアーク溶接又は炭酸ガスアーク溶接を行うと、使用したガスが内部に充満して酸素欠乏症が生じるおそれがある。

(10) ボイラー、タンク等の内部で作業者が作業中に、外部から窒素等の不活性気体が送給されると、内部の酸素濃度が低下するおそれがある。

(11) 減圧又は脱気して使用する設備の内部で作業者が作業中に外部から内部空気を吸引すると、内部空気が希薄化して酸素欠乏症が生じるおそれがある。

(12) 暗きょ、マンホール、ピット等の通風が不十分な場所でガス配管を取り外す等の作業を行うと、配管から漏出したガスにより酸素欠乏症が生じるおそれがある。

出典・参考

酸素欠乏の発生原因に関する問題